キャバクラに来るお客様の様々な特徴

キャバクラにはどんなお客様が来るの？良いお客様・悪いお客様・接客しづらいお客様の特徴を色々とご紹介します。

接客業にはつきもののこの問題。キャバクラなどの高収入ワークになると特に、そのお仕事を続けるかどうかにまで発展することもあるくらいです。
今回は、私がキャバクラ派遣の仕事を続けてきた8年間で出会った、様々なお客様の特徴についてお話させていただきますね。中には「もう耐えられない！」と思うレベルのお客様から、「本気でこの人に惚れちゃうかも」と感じるようなお客様までいました。

芸能人・有名実業家

キャバクラのアルバイトを考えている方で、特に若い人が期待しているのはこれじゃないでしょうか？
実際、私自身もキャバクラ派遣というお仕事をしている中で、多くの大型店舗や有名店に派遣されていたので何度も遭遇したことがあります。今をときめく新人アイドルから、CMでよく見かける大物芸能人、バラエティやビジネス書で必ず目にする若手実業家などなど。また、大阪のお店ならば小規模店やこじんまりとしたラウンジ・スナックでも芸人さんとはしょっちゅう遭遇していました。
「あれ？前にあっちの店に居た子だよね？」なんてことも多々ありました（笑）
キャバ嬢にとって、有名人の来店はテンションも上がるしあわよくば仲良くなって他の芸能人と出会えたりなんていいことばかり！とは実は限らないので、今のうちにそんな妄想は取っ払っておいてください。
芸能人といえども1人のお客様。私達は普段通りの対応をし、他のお客様に贔屓に見えないように振る舞わなくてはいけません。また、芸能人だからといって変な噂が立たないように紳士な振る舞いをしてくれると思ったら大間違いです。
実際に私が見てきた芸能人のお客様は、大半が一般社会を知らない方ばかりでしたので一般常識がまず通じません。お金の使い方も派手ですし、態度も大きく、芸能人という肩書がなくなれば迷惑甚だしい方が多いのが現実です。

女性同伴（嫁や部下）で来店するお客様

ナイトワークの経験が無いという方には意外かもしれませんが、キャバクラ・ラウンジ・スナック・クラブは基本的に女性客をNGとしていません。会社の打ち上げ2次会代わりに使用されることも多々ありますし、仲良くなって嫁同伴で来店され奥様に「いつもお世話になっております」なんて頭を下げられるなんてこともあります。
こういった女性同伴で来られるお客様は、基本的にほとんどが良客です。なにせ、キャバ嬢側から必死になって話題を提供しなくてもお客様同士で話が弾むということもありますし、身内の女性が居る手前、下手にセクハラ発言や横柄な態度を見せることができないためとても紳士です（笑）
また、女同士の方が共感することが多いためとても話題提供をスムーズに行えるという利点もあります。

全然喋ってくれないお客様

実はこれ、私もそうだったんですが大半のキャバ嬢が苦手とするタイプです。
キャバクラのお仕事は1日に何度も何人ものお客様のお話相手をしなくてはいけません。慣れてくるとそうでもないのですが、最初のうちは「あれ？この人とはさっきまでどんな話してたっけかな？」と混乱するものです。時には以前に聞いたはずのお客様の職業なんかを盛大に勘違いして、全然話の通じない話題を振ってしまったりと大変失礼なことをしてしまうことも…。
でも、ほとんどのお客様は「いいよいいよ。色んな人と話さなくちゃいけないから大変だよね。」と笑って許してくれます。なので、あまりそこに関しては気負わず、新人の子にも無理しなくて大丈夫だとアドバイスするのですが…。
「喋らないお客様」になると話が変わってきます。
なにせ、こちらがどんな話題を振っても一言。人によっては頷くだけなんてことも(‘･c_･｀ ；)これでは話が全く続きませんし、こちらとしても話題を広げることが一切出来ません。しかも、困ったことにトークが苦手なお客様は基本的に反応が薄いので「楽しんでくれているのかどうか」の判断が非常に難しくなってきます。
そんな状態が10分も続くと、自分でも気づかないうちに苦笑いを始めちゃうんですよねヾ(´Д｀;●)接客業としてあってはならない事態ですが、こればっかりはどうしようもありません。
ましてやキャバクラのお仕事を始めて間がないうちは、自分の中の話題の引き出しも少ないですし、あっという間に提供できる話題が底を尽きてしまいます。

でも、喋らないお客様が再度指名してくれた時こそがチャンスです！シャイなお客様ほど害のないお客様はありませんので、無理なくほどほどに日常的な会話と、後は思い切ってときおり黙ってしまいましょう。
お客様の身体（足や手なんか）にそっと触れて微笑むだけでOKです(*＞ω＜*)bキャバ嬢と喋りたいわけでなく、指名のキャバ嬢に会いたいだけなんだ！というお客様も実は沢山いるんですよ♪

セクハラおやじ！

はい、出ました。これはもうお客様と呼ぶにあらず！おやじで十分です。
キャバクラやラウンジ・クラブにしてもそうですが、ここは風俗ではありません！お触りは絶対に禁止なのです！！にも関わらず、あからさまなボディタッチをされるときは、怖がらずにボーイに助けをお願いしましょう。悪質な場合には即出禁にしてくれます。
そうでなくても、アナタが苦手だとはっきりと伝えればベテランの先輩キャバ嬢と代わって貰えますので、安心して伝えて下さいね。
とはいえ、せっかくの指名のチャンスも逃したくないというのがホンネ…という方もいますよね。できるなら事前にセクハラを防いで、良客として育て上げて自分の稼ぎに繋ぎたい♪そんな方にオススメのテクニックは

• 正面やサイドチェアを使うなどしてお客様の隣に極力座らない
• 隣に座っても少し離れる
• ポーチなどを壁にして、触れ合わないようにする
• 少し斜め向きに座って、膝だけが触れ合う状態にする
• 他のセクハラ客の文句を言う（前にこんなお客さんが居てすごく怖かったんだ〜等）

セクハラを防ぐためのトーク術やスキルは他にも色々ありますが、簡単に実践できるのだけご紹介してみました。実際に私自身も、これらを使ってセクハラおやじ共の悪行を未然に防いできました♪特に最後の他のお客様の文句と見せかけて言葉で牽制するのは、効果絶大なのでおすすめです！

自慢大好き自営業者

男性という生き物は、どうやら自分は凄い！と自慢しないと生きていけない生き物のようです。お客様にかぎらず、かなりの女性がこういった男性にウンザリした経験があるのではないでしょうか？
キャバクラに来るお客様は、それなりにお金に余裕のある方が非常に多いです。高級クラブと違って、接待よりも直接遊び目的で来られる方が多いので特にそのような環境になります。
さらに、キャバクラは基本的に日曜日はお休みです。どんなに夜遅くまで営業しているとはいえ、平日ばかりでは残業なんかも入ってくる一般的なサラリーマンでは頻繁に通うことが難しくなってきます。そのため、キャバクラ通いをされる方は必然的に自営業者の比率が多くなってきます。
自営業をされている方は「自分は社長だ！」という意識が非常に強いので、どうしても他の役職の方に比べて自慢したがる事が多いんですね(‘･c_･｀ ；)
正直、「前もこの自慢話聞いたな〜」なんて状況になることはとっても多いのですが…。

この手のお客様はとにかく接客が楽！ということに、ある程度慣れてくると気づくはずです。
なにせ、お客様の方が話したがりなパターンばかりですのでこちらはウンウンと頷いて、ときおり「すご〜い*.+ﾟ(*・ω・,,人)ﾟ+.*」と褒めていればOKなんですから（笑）
こんな言い方をしては失礼かもしれませんが、とても手のひらの上で転がしやすいタイプなんです（笑）
もしこれからアナタが自慢大好きなお客様に指名された時には、ラッキーと思って笑顔でしばらく耐えてみましょう。話題提供に頭をフル回転するよりもどんなに楽かスグにわかると思います。
しかも、褒めちぎって持ち上げてれば延長やドリンクのおねだりもすんなり通っちゃいます(｡-∀-)b

愚痴ばっかりのお客様

男性にかぎらず、女同士の会話でも実際うんざりするこの話題…。お酒が入って拍車がかかってしまうのがキャバクラの魔力なのでしょうか。とにかく愚痴ぐちと女々しいお客様の多いこと多いこと（笑）
社長が無能だの、嫁が言うことを聞かないだの、正直「それってアナタに非があるんんじゃない？」なんて思うことも多々あります。でもそこはプロですのでその場はぐっとこらえてキャバ嬢は接客していますよね。

でも実はこの手のお客様も、自慢客と一緒でとっても扱いやすいタイプの一人です♪
なぜなら求められているフォローがとてつもなく明確だからです（笑）
人間だれしも承認欲求というものを持っています。誰かに認められたい、その一心でお仕事に励んだり家族サービスしたりするんですね。なので、愚痴の多いお客様の相手をすることになった時、キャバ嬢が取るべき接客術はこれだけ

• 同調・共感すること
• そんな環境で頑張ってるお客様を褒める

だったの2つです！簡単でしょ？
「◯◯のせいで仕事が上手くいかない」→「そういうことありますよね〜。それなのになんとか支えてるってお客様はほんとに凄いですね♪私だったら辞めちゃうかも」などなど。
お客様にとって「この子とは気が合う」「この子は自分をちゃんと評価してくれる」と思わせればこっちのもんです♪

説教たらたら親戚のおっちゃんタイプ

キャバクラだけでなく、風俗など何故か女性が高収入を得られる場に出現するこの手のお客様…。本当に迷惑ですよね。アナタも好きで来てるんでしょ？（笑）と嘲笑したくなる気持ちを抑えて、下手に出て接客しなくちゃならないので説教系のお客様は本当に腹のたつタイプです。
「若いんだからこんなところで働いちゃダメだよ〜」（若くないと働けませんし！怒）
安心してください。説教好きなお客様は、アナタに嫉妬しているのです。本当は楽な世界ではないのに、世間のおじさま方には「楽な仕事で高給貰いやがって」と思えてしまうだけなのです。

こういったお客様に私が対処していた方法は、どうしてもこの仕事でなければいけない理由をでっちあげること。家族が病気で急ぎで治療費や入院費が必要…彼氏に騙されて多額の借金を背負わされた…などなど。
とにかく、お客様よりも悲惨な人生・家庭環境で、本当はこんな仕事やりたくなかったと思わせること。さらに、お客様が常連さんになってくれれば早く辞めれて私はまともな人生を送れる！と思い込ませれば、アナタに優しい優良常連客に変貌する可能性すらあります(｡-∀-)bどんなお客様であれ、転がしようではとても良いお客様になるのです。

本気になっちゃったお客様

キャバクラ派遣のメリットでも少しだけ書きましたが…。この業界はキャバ嬢と楽しく飲んでおしゃべりするだけでは満足できない、本気でキャバ嬢に惚れてしまって歯止めが効かなくなっちゃうお客様も少なからずいらっしゃいます。実際、お客様に気がある素振りを続けて「この子は恋人になってくれるかも」と思わせながらお店に呼び続けることを「色恋営業」「色恋管理」などと言ったりし、よくあるキャバ嬢の営業方法の1つではあります。
ですが、本当に本気になられて歯止めが効かなくなっちゃった場合には、ストーカーに発展する恐れもあり非常に危険です。そのためにも、私個人としてはお客様と連絡先を交換する必要のないキャバクラ派遣をオススメしています。また、たいていのお店は終電以降まで働いていた子は家まで送ってくれたりタクシー代を出してくれたりと、ストーカー被害に遭わない為の様々な待遇を用意してくれています。
でもそれも、アフター後だとなんの保証もないというお店がほとんどです。
こればかりは、人によって本気度のサインが違ってくるので明確には言えませんが、ある程度は自分で未然に防ぐしかありません。ですので私が聞いた・体験した範囲での、本気になってるorなりそうなお客様の特徴をお教えます。

• 営業メールを送らなくても頻繁に連絡がくる。むしろしつこい
• 誕生日プレゼントなど他のお客様に張り合おうとする
• 他のお客様の席につくと途端に機嫌が悪くなる
• キャバクラの仕事を辞めさせようとする
• 金銭的に無理をしてでもお店に来ようとする（羽振りがよくなってきた）
• 住所や学校を聞き出そうとする

これらの特徴がアナタのお客様に出始めたら、店長と相談して担当を変えてもらうか出禁にしてもらいましょう。どんなにお金を頻繁に落としていってくれるとはいえ、アナタのプライバシーや危険を代償にする必要はありません。
また、はっきりとは断定できないけど怪しいかも…と感じたら、スグに接客方法（態度）を変えましょう。いままで以上にお仕事感を表に出して「お客様には気はありません」と主張することが大切です。